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オーツヘイ

  1. 特徴

    イネ科の一年草であるエン麦を、牧草用に青刈りし乾燥させたものです。 以前はオーストラリア産の輸入のみに限定されていましたが、1988年の植物防疫法の改正後はアメリカ・カナダ産も輸入が許可されました。

  2. 一年草

    一年草であり、年1回の刈取りです。

  3. 生産地

    オーストラリア西部・南部・東部、及びアメリカ全域、カナダ南部ですが、日本へ輸入されるオーツヘイの大半はオーストラリア産です。

  4. 日本の輸入量

    約38.4万トン(2016年)です。

  5. 生産・収穫時期

    豪州産は10月から12月にかけて収穫が行われます。

  6. 荷姿

    レギュラーベール(40kg~50kg)とハーフカットベール(25kg~30kg)があります。

  7. 品質

    他のイネ科牧草と比較して糖分が多く、嗜好性に優れています。 また硝酸態窒素の含有量も少ないのが特徴です。
    近年は酪農用・肥育用などグレード分けが細分化されています。

  8. ARGTについて

    ARGTとは一年生ライグラス中毒(annual rye-grass toxicity)のことです。 日本でも平成7年~8年にかけてオーストラリアから輸入したオーツヘイに混入していたライグラス種子が原因と考えられる中毒が発生しました。 それ以降、オーツヘイはARGT検査済みのものが輸入されています。