飼料・畜産情報

豚の一生

豚は肉を生産するために飼われている動物です。 したがって養豚場では、子豚を多く産ませて、早く大きくなるように肥育することを目標としています。

子豚を産む雌豚(育成豚)は発情(妊娠しやすい時期)を示し始める6ヵ月齢・体重約100㎏頃に導入され、2ヵ月後(生後8ヵ月齢)の体重約130㎏で交配を始めます。

妊娠期間は114日間で、「3月3週3日」と覚えます。
母豚は一度の分娩で子豚を10頭ほど産みます。 分娩後、母豚は3週間ほど(21~25日)子豚に授乳し、離乳後は約1週間で再び発情を迎えて、交配、妊娠、分娩を繰り返します。 健康な豚の場合2年間で約5回の分娩をするので、平均すると1頭の母豚から1年に産まれる子豚は、20頭以上にもなります。

生まれたての子豚は体重が1.3㎏ほど。 離乳した子豚は肥育豚として、哺乳期前期・哺乳期中期・哺乳期後期、子豚育成期、肉豚肥育期を経て、だいたい6ヵ月(25週)齢・体重110~115㎏で出荷できるよう飼育されます。

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