飼料・畜産情報

給与体系

豚の給与体系(例)

哺乳期の給与体系

哺乳期は、餌付け用飼料、哺乳期前期飼料、哺乳期中期飼料、哺乳期後期飼料(A段階飼料)からなります。

餌付け用飼料
餌付け用飼料は、乳製品由来の原料が主体です。餌付け用飼料の給与により粉餌になれ離乳がスムーズになることや、子豚の数が多い場合や泌乳量が少ない場合に小さな豚の発育を促し、また、母豚の負担を軽減します。
哺乳期前期・
中期・後期飼料
哺乳期前期飼料は、乳製品由来の原料や糖類、および加熱処理を施した穀類、蛋白質源等が中心です。哺乳期中・後期飼料は粉砕穀類や大豆粕が主体となります。

子豚期・肥育期の給与体系

餌付け用飼料~子豚育成用飼料は、発育改善のために抗菌性飼料添加物が添加されていますが、出荷前に給与する肉豚肥育用飼料には添加されておらず、必ず出荷前は「休薬期間」を設け、食肉への抗菌性飼料添加物の残留がないようにします。子豚育成用飼料から肉豚肥育用飼料への切り替えは、体重が60kg~70kgに到達したら行います。