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スーダングラス

  1. 特徴

    イネ科の牧草です。アフリカ原産ですが、種子の改良等により温帯地域で栽培されるようになりました。

  2. 一年草

    一年草であり、年3~4回の刈取りが可能です。

  3. 生産地

    米国カリフォルニア州南部のインペリアルバレー地区が中心です。

  4. 日本の輸入量

    約25.7万トン(2016年)です。

  5. 生産・収穫時期

    画像をクリックすると拡大表示します。
  6. 荷姿

    レギュラーベール(50kg~60kg)とハーフカットベール(25kg~30kg)があります。

  7. 品質

    スーダングラスは茎の太さや色合いに差が大きく、細かくグレード分けがなされています。
    茎の太さについては、産地であるカリフォルニア州南部の夏場の気温は40℃に達し、生育が急速に進むため、刈取りのタイミングが遅れると茎が太くなります。 また刈り取りを重ねると茎が太くなる傾向にあります。
    色合いについては、刈取り後の圃場での乾燥状態や保管期間の長短により差異が生じます。 なお、ベールの表面が日焼けによって脱色していても、中の色合いは保たれており、成分等には影響ありません。

  8. 硝酸塩中毒について

    多窒素条件で栽培されたイネ科牧草等には、硝酸塩(硝酸態窒素)が多量に含まれている場合があります。 これを家畜が多量に摂取すると、食欲減退、歩行不安定等の症状を示し、重症の場合は起立不能となったり突然死することもあります。
    このため、硝酸態窒素含量の高い乾牧草を給与する場合は、他の乾牧草と混合して給与する等の注意が必要です。