粗飼料・単味飼料 サブメニュー
米国や南米から輸入された大豆から、製油メーカーが食用の大豆油を搾油した搾り粕です。
ただし国産大豆粕では需要をまかなえないため、大豆粕そのものが米国、南米、中国等から輸入されています。
粗蛋白質が44%~48%と高く、またアミノ酸バランスにも優れているため、最良の植物性蛋白飼料として評価されています。
原料大豆は、夾雑物の除去、乾燥、割砕された後、ヘキサンと呼ばれる溶剤によって油分を抽出し、脱溶剤、加熱乾燥、冷却、粉砕整粒等の過程を経て大豆粕となります。
国内発生量は約183万トン、輸入量は約155万トン(2017年)です。
バラ、500kgフレコンバッグ、20kg紙袋等が流通しています。
大豆を焙煎加熱して粉砕したものです。 油分を多く含むためカロリーが高く、また嗜好性が良いため、子豚・子牛の飼料として適しています。
大豆を蒸気もしくは焙煎加熱して、圧ぺん(フレーク状)にしたものです。 大豆粕と異なり脱脂していないため、油分を20%前後含んでおり、カロリーが高いのが特徴です。 香ばしく、牛の嗜好性も良好であり、またバイパス油脂として乳脂率の維持・向上に効果があると言われています。
大豆を圧縮し高温高圧で押し出すエクストルーダーという装置で処理して作られる飼料です。
大豆粕同様、大豆から搾油する際に発生する副産物です。
大豆蛋白食品加工時や、搾油工程で大豆粕の蛋白を一定割合に維持するために大豆の皮をむく場合があり、このときに発生します。
このため大豆の成分次第で大豆皮の発生には大きなブレがあり、発生は安定しません。
大豆皮は粗繊維が20%~30%と高く、消化性の良い繊維質飼料として評価されています。