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単味飼料について

ふすま

1.原料

小麦から小麦粉を製造する際に発生する副産物で、主に 小麦の外皮部分からなります。
単味飼料および配合飼料原料用として使用されるほか、き のこの培地用や、畑の土壌改良剤としても利用されています。

2.製造方法

製粉工場において、小麦は精選、調質された後、ロール粉 砕機で粉砕されます。粉砕された小麦はシフターで篩い分け されて、小麦粉やふすまに分けられます。一般的にふすまは 小麦の20%前後発生します。


3.国内発生量・輸入量

国内発生量は100万トン以上流通しています。輸入量は約 9万トン(2006年)です。

4.荷姿

バラや紙袋で流通しています。紙袋は20kgが中心です。

5.成分(日本標準飼料成分表2001年度版、単位%)

水分CP粗脂肪粗繊維粗灰分
11.3 15.7 4.0 9.3 5.1

6.ふすまの種類

(1)一般ふすま

通常の製粉の過程で発生するふすまを、以下のふすまと 区別して「一般ふすま」と呼ぶことがあります。

(2)専増産代替飼料

専増産ふすま制度の廃止(平成12年)により、生産されな くなった専増産ふすまの代替品として、SBS小麦の粉砕品と 一般ふすまを混合して製造されるものです。
専増産ふすまとは、飼料需給安定法に基づきふすまの増 産を目的として制度化されたもので、指定を受けた製粉工場 が、払下を受けた小麦を規定された歩留まりで製造したふす まのことです。制度廃止時の専増産ふすまの製品歩留まり は40%でした。現在は制度が廃止され流通していません。
専増産代替飼料は、この専増産ふすまに替わるものとして 指定を受けた工場で製造されています。

(3)特殊ふすま

上記の専増産代替飼料以外に、通常の製粉工場において ふすま歩留まりを上げたふすまが製造されることがあります。 一般ふすまよりも小麦粉の比率が高いのが特徴です。

7.製粉メーカーについて

一般的に、製粉メーカーは規模によって4大手メーカーとそ れ以外の中小メーカーとに区分されます。近年は大手メー カーがシェアを増加させている傾向にあります。
九州における製粉メーカーは右図の通りです。肉牛の飼養 頭数の多い南九州では、ふすまの需要量も多いため、北九 州や関西の製粉メーカーのふすまが利用されているほか、 不足する分は輸入ふすまも使用されています。

8.小麦・小麦粉の種類

(1)小麦の種類

小麦は、栽培の季節によって春小麦と冬小麦、粒の色によ り赤小麦と白小麦、粒の硬さによって硬質小麦、中間質小麦、 軟質小麦に分けられます。

硬質小麦は蛋白質を多く含み、パンや中華めん用です。中 間質小麦は和麺用に向きます。軟質小麦はビスケット、ケー キ等の菓子やてんぷら用です。

(2)小麦粉の種類

小麦の蛋白質はグルテンと呼ばれ、小麦粉の弾力性や粘 着性はグルテンの働きです。
小麦粉の用途はグルテンの質と量で決められます。グルテ ンの多い強力粉はパン用など、グルテンの量が中程度の中 力粉はうどんなど、グルテンの少ない薄力粉はケーキなどに 使用されます。
また小麦粉は、灰分の割合によって特等粉、一等粉、二等 粉、三等粉、末粉という等級で区分されます。

9.夏場の品質対策について

ふすまは特に夏場は品質が変質しやすく、また虫害に遭い やすい飼料であり注意が必要です。保管期間はできる限り 短くし、涼しくて湿気の少ないところで保管してください。




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