粗飼料・単味飼料 サブメニュー
飼料用として米国等から輸入されたとうもろこしを加工して製造されています。
精麦メーカーや配合飼料工場等においてとうもろこしに蒸気をかけて加熱し、ロール機でフレーク状に加工した後、冷却・乾燥します。
バラ、500kgフレコンバッグ、20kg紙袋等が流通しています。
とうもろこし圧ぺん95%以下にアルファルファペレットやふすま、麦糠等を5%以上混合したものがあります。
かつては、飼料用として輸入されたとうもろこしが澱粉用等へ横流れするのを防止するため糟糠類等の混合が義務付けられていたため、上記のような製品が開発されました。
とうもろこし圧ぺん100%の製品です。
平成元年の「単体飼料用とうもろこしの関税割当制度」によって、100%の圧ぺん製品の流通が可能となりました。
全農、全酪連、全麦連等、関税割当対象者として認定された団体は、関税割当を受けることにより単体飼料用として無税でとうもろこしを使用できます。
ただし横流れ防止のため、指定工場において全量加熱圧ぺん加工すること及び財団法人日本穀物検定協会の認定を受けることが義務付けられています。
圧ぺんとうもろこしの価格を構成する要素としては、以下のものがあります。
シカゴ商品取引所で取引されるとうもろこしの先物取引価格にもとづき、産地から輸出港のエレベーターまでの運賃等を含む価格です。 シカゴ定期価格は、とうもろこし相場の指標として世界的に利用されています。
とうもろこしを米国メキシコ湾等から日本まで輸送する船運賃です。 とうもろこしを輸送する船は、鉄鉱原料等にも利用されているため、時々の貨物の輸送需要によって海上運賃も変動します。
輸入されるとうもろこしはドル建てで購入されるため、円貨とするときに外国為替相場の影響を大きく受けます。
日本港に到着したとうもろこしを船から荷揚げする作業料、倉庫に保管する保管料や入出庫料、加工工場への輸送費用、加工賃等がかかります。