粗飼料・単味飼料 サブメニュー
小麦から小麦粉を製造する際に発生する副産物で、主に小麦の外皮部分からなります。
単味飼料および配合飼料原料用として使用されるほか、きのこの培地用や、畑の土壌改良剤としても利用されています。
製粉工場において、小麦は精選、調質された後、ロール粉砕機で粉砕されます。 粉砕された小麦はシフターで篩い分けされて、小麦粉やふすまに分けられます。 一般的にふすまは小麦の20%前後発生します。
国内発生量は、約119万トン/年となっており、輸入量は約5.7万トンとなっております。(2017年)
バラや紙袋で流通しています。紙袋は20kgが中心です。
通常の製粉の過程で発生するふすまを、以下のふすまと区別して「一般ふすま」と呼ぶことがあります。
専増産ふすま制度の廃止(平成12年)により、生産されなくなった専増産ふすまの代替品として、SBS小麦の粉砕品と一般ふすまを混合して製造されるものです。
専増産ふすまとは、飼料需給安定法に基づきふすまの増産を目的として制度化されたもので、指定を受けた製粉工場が、払下を受けた小麦を規定された歩留まりで製造したふすまのことです。制度廃止時の専増産ふすまの製品歩留まりは40%でした。現在は制度が廃止され流通していません。
専増産代替飼料は、この専増産ふすまに替わるものとして指定を受けた工場で製造されています。
上記の専増産代替飼料以外に、通常の製粉工場においてふすま歩留まりを上げたふすまが製造されることがあります。
小麦は、栽培の季節によって春小麦と冬小麦、粒の色により赤小麦と白小麦、粒の硬さによって硬質小麦、中間質小麦、軟質小麦に分けられます。
小麦は、栽培の季節によって春小麦と冬小麦、粒の色により赤小麦と白小麦、粒の硬さによって硬質小麦、中間質小麦、軟質小麦に分けられます。
小麦の蛋白質はグルテンと呼ばれ、小麦粉の弾力性や粘着性はグルテンの働きです。
小麦粉の用途はグルテンの質と量で決められます。
グルテンの多い強力粉はパン用など、グルテンの量が中程度の中力粉はうどんなど、グルテンの少ない薄力粉はケーキなどに使用されます。
また小麦粉は、灰分の割合によって特等粉、一等粉、二等粉、三等粉、末粉という等級で区分されます。
ふすまは特に夏場は品質が変質しやすく、また虫害に遭いやすい飼料であり注意が必要です。 保管期間はできる限り短くし、涼しくて湿気の少ないところで保管してください。