飼料・畜産情報

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ビートパルプペレット

  1. 原料

    砂糖大根(甜菜)を細断し、糖分を搾った残滓を乾燥後、ペレットに加工したものです。粗繊維含量が多くカサがあり、TDNも比較的高いため、乳量増加に効果的な飼料として利用されています。

  2. 生産地

    アメリカ、カナダ、チリ、中国、ヨーロッパ等です。
    国内では北海道で製造されています。

  3. 製造方法

    上記の通り砂糖大根(甜菜)を細断し、糖分を搾った残滓を乾燥後、ペレットに加工したものです。 製造の過程で糖蜜を添加したものとしないものが流通しています。
    アメリカ、カナダ、ヨーロッパ等では、甜菜は10~11月に収穫され、10月から1月にかけてビートパルプが生産されます。 チリでは甜菜の収穫は3~6月、ビートパルプの生産は4~8月にかけて行われます。

  4. 日本の輸入量

    約25.4万トン(2016年)です。
    産地別では、アメリカ約15.8万トン、ヨーロッパ約4.1万トン、その他約5.5万トン等となっており、アメリカ産が中心です。

  5. 荷姿

    本船に他の副原料と一緒に積み合わせて輸入される場合と、コンテナで輸入される場合がありますが、輸入時にはバラがほとんどであり、国内で注文に応じてフレコンバッグや袋に詰められます。

  6. 品質

    成分的には、粗繊維やNDFが多く含まれます。 ルーメン内で速やかに消化される繊維であるペクチン等が、牧草等に比べると多く含まれます。
    産地別では、一般にチリ産は膨張性が高く、またカナダ産は糖蜜の添加が多い特徴があると言われています。