飼料・畜産情報

肉牛の一生

肉牛として出荷される牛は、肉質が充実して最もおいしくなる時期まで肥育(牛に肉をつけさせること)され、 その後、出荷されて一生を終えます。

和牛で最も有名な黒毛和種の去勢牛(去勢した雄牛)は、サシが入って肉質の良くなる、約28ヵ月齢(2年4ヵ月)前後に出荷されます。寿命の約10分の1です。雌牛の場合は、去勢牛よりも2ヵ月くらい長く育てられて出荷されます。

ほかの種類の牛も見てみましょう。
交雑種の去勢牛は26ヵ月齢(2年2ヵ月)前後、乳用種の去勢牛は早く大きくなるので21ヵ月齢(1年9ヵ月)前後 で出荷されます。

アメリカの肉専用種はと言うと、15~18ヵ月齢(1年3ヵ月~1年6ヵ月)で出荷されています。日本ではサシが入った肉が求められるため、アメリカよりも肥育期間が長いのです。

肉牛は、種類や性別、飼われている目的によって、出荷される時期が異なっています。

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